
垂直ホッパーは、繊維の開繊工程とカーディングマシンの間に配置される、背の高い密閉式チャンバーです。その役割は、繊維を一定の密度と分布で保持・調整・供給することであり、これによりカードには安定した負荷がかかり、後続のウェブも均一に保たれます。
繊維は上部ボックスに入り、ロータリーダンパーを通って流量を調整されながら下方へ送られます。原料が圧縮されると、回転シリンダー上のビーターピンが二度目の開繊を行い、ふくらみを回復させ塊をほぐします。光学センサーが振動室内の繊維密度を監視し、給綿速度を自動調整して均一に保ちます。
オートダンパータイプでは、投入された繊維が落下する前に上部ボックス内で左右にトラバースされ、有効幅全体に均一に広げられます。操作パネルは、ほとんど訓練を要さずに設定を調整できるよう設計されています。
技術図面では、機械は上から下へ、上部の受入ボックス、ロータリーダンパー・光学センサー部・ビーターシリンダーを含む中間部、そして下部の排出部という構成で読み取れます。これらの図面は、設置前に床面スペース、安全クリアランス、メンテナンス動線を計画するうえで検討する価値があります。
技術仕様
垂直ホッパー機種仕様
| 仕様 | VT80 | VT100 | VT120 |
|---|---|---|---|
| 有効幅 | 1810mm | 2310mm | 2810mm |
| 処理能力 | 400kg/Hr | 550kg | 650kg |
| 出力 | 5.2Kw | 5.6Kw | 6.35Kw |
ギャラリー




主な特長
ロータリーダンパー計量
ロータリーダンパーが流量を調整し、上部ボックスから繊維を安定して下方へ供給します。
二次開繊
シリンダー上のビーターピンが圧縮された繊維を再度開繊し、ふくらみを回復させて塊化を防ぎます。
光学式密度制御
振動室内のセンサーが繊維密度を読み取り、給綿速度を調整して均一に保ちます。
オートダンパーの横方向拡散
繊維は下方へ供給される前に上部ボックス内で左右に移動し、幅方向に均一に分布します。
扱いやすいパネル
最小限の訓練で済むシンプルなインターフェースから設定を調整できます。
